金剛杖の制作
卒業遍路に向けて、金剛杖の制作を行いました。
幸運なことに、金剛杖を制作する機械を持っている方が島におり、その機械を廃棄するというので譲り受けました。
そして、いろいろ使い方のレクチャーを受けるも、作動しない部品があり、杖の角を取る以外はすべて手作業となりました。
杖の頭の部分に切れ込みを入れ、仏教で宇宙を構成する五大(地水火風空)をそれぞれ宝珠、半球、三角、球、四角の形を刻みます。
卒塔婆や五輪塔の形と同じですね。
この作業を、クラフトナイフでこつこつ削った後、紙ヤスリで研磨します。
そして、そこに梵語を書き、開眼作法を行います。
できあがったお杖は、単なる杖ではなく、弘法大師空海と同体であり、お大師様と共に歩くことから、一人でお遍路しても「同行二人」となります。
なかなかどうして、素人ワークながら、市販品のレベルを遙かに超える素晴らしい仕上がりではないですか。
このお杖と共に歩けば、事故無く、脱落することも無く、卒業生たちが無魔結願できる気がします。
楽しみ!
2015-02-27 | Posted in 卒業遍路 | No Comments »
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