お知らせ
お遍路と代参
お遍路には『代参(だいさん)』という考え方があって、意味は『代わり参る』です。
言葉もまんまですね。
お遍路さんは、お参りできない自分に代わって、お参りしてくれている有り難い存在なんです。
だから、自分の願いもお遍路さんに託そう!という発想が生まれます。
そして、自分がお遍路する時は、お参りできないorしない人のことも一緒に祈ってあげよう!という気持ちを持つことが大事になります。
いやいや、私には、絶対に叶えたい願いがあるから、脇目も振らず自分のためだけに遍路したい!という人がいるかもしれません。
しかし、お遍路は独りでできるものでも、独りで完結するものでもなく、必ず誰かの助けを借りて、成り立つものです。
遍路道を整備してくれる人、お参りする札所を管理してくれている人、お寺の人、お接待をしてくれる人、宿の人、道を教えてくれる人、いろんな人の関わりがあります。
そもそも、「同行二人」でお大師さまと二人連れで歩くから、独りにはなりようもないんです。
お遍路さんにお接待をする
その行為に、見返りを求める人と気兼ねする人がいます。
わかりやすく以下のように考えてください。
お接待をする人は、自分のことを祈ってくれる人への御礼。
お接待を受ける人は、自分が行っている行為への感謝。
だと考えれば、見返りを求めるのは筋違いだし、気兼ねするよりも励みにすればいいと思います。
あるお遍路さんが1人でお参りされて、山ほど納め札を納め、たくさんのロウソクを上げ、たくさんの護摩を祈願していきました。
その方は1人ですが、たくさんの人の想いを代参していました。
「自分のこともたまにはお祈りしないとね。」
そう笑って、最後に1本だけ、自分の身体健康の護摩祈祷をされました。
他人を思いやって祈る。
自分のためなんだけど、人のためにもなっている。
自利であり、利他である。
現代人が忘れてしまっている発想がお遍路にはあります。
3年目の卒業遍路
今年も卒業遍路の時期がやってきました。
卒業遍路は、小豆島の中学・高校を卒業する学生を対象とした歩き遍路行事です。
年末から始動して、前回を思い出しながら、新たな試みやコース選定をてくてくのスタッフと共に考えていきます。
初回25人、2年目35人と参加者が増えてきているので、3年目は募集人数と同じく50人集めたい。
そのために、卒業遍路を”その年の卒業生”限定の行事ではなく、過去に参加してくれた卒業生、これから卒業する在校生まで、周知して縦のつながりを作っていかないと!
そんなわけで、これまで参加してくれた高校生を中心に、今年のチラシと、その時都合がよかったらスタッフとして参加しないか、あるいは、卒業生知ってたら誘って欲しい、と手紙を送ることにしました。
加えて今年は、介護施設と障害者施設にも声をかけて、遍路をやっていた、或いは遍路に興味がある、だけど今は歩けない、という方の代参を卒業生が行う、という要素を加えました。
代参というのは、遍路の醍醐味の一つで、文字通り「代わりに参る」ということです。
お遍路さんは、自分の代わりにお参りしてくれている有り難い存在、みんなの代表です。
だからそこに施すことは、自分のため。お接待で見返りを求めないのはこの考え方に基づきます。
細かい話をすると、お遍路さんが唱えるお経の次第の最後に、廻向文というお経を読みます。
その内容は、
「願わくは 此の功徳をもっと 普く一切に及ぼし 我らと 衆生と 皆共に 仏道を成ぜん
(訳)今唱えたこのお経の功徳が、自分だけでなく、広く世の中に伝わっていきますように」
というものです。
要するに、お遍路さんは、自分の願いも祈ってるし、自分以外の人たちのことも祈っている、というわけです。
そんな、みんなの代表のお遍路さんに、卒業生たちにも成ってもらい、想いを託しませんか。
その託すモノとして、写経・写仏・折り紙・塗り絵・お地蔵様の前掛け・道案内札などを募集しました。
どれくらいのモノが集まってくるか未知数ですが、説明に行くと私が行きたいわ、と職員の方に言ってもらえたり、感触は上々。
ホップ・ステップ・ジャンプの3年目。
そんな軽やかなジャンプはできず、ちょっとずつ、ちょっとずつですが、一過性の行事ではなく、島にある需要を汲み取って、自然と拡がる行事にしていきたいと思います。
第三回 卒業遍路のご案内
春、卒業シーズンになると鈴の音を鳴らしながら、白装束のお遍路さんが近所のお寺をお参りしている光景を目にします。一体彼らは何者で何をしているのでしょうか?自分達には関係の無い存在。そう思ってしまえばそれまでなのですが、遠方から10時間以上かけて、或いは50年欠かさず、毎年小豆島を巡礼される人たちがいます。
卒業遍路はたった一日の行事ですが、本格的な遍路行をすることで、その理由の一旦に触れ、わたし達が生まれ育った場所を知り、自らの言葉で語れる機会にしたいと思っています。卒業という人生の大きなターニングポイントにおいて、この経験が今後の人生を有意義にしてくれるはず!そう信じて小豆島に根付いていく行事にしたいと想っています。
【日 程】2017年3月15日(水)8:30~17:30
【場 所】小部・吉田・福田周辺
【対 象】2017年3月に卒業する島内中高生 定員50名
【参加費用】1人2,000円(昼食込・保険料込)
【集合場所】1.富丘八幡神社馬場7:30 または 2.小豆島町立図書館前7:30
または 3.小部やなぎや旅館8:15
【解散場所】集合場所で18:30ごろ解散予定
【申込締切】3月12日(日)※定員になり次第締め切ります。
【持ちもの】山歩きができる服装と靴、タオル、水筒、雨合羽(雨天時)、
筆記用具、保険証(コピー可) ※遍路備品はこちらで用意します。
【申込方法】学校の先生に申し込み書を提出するか、
お問合せ先の電話またはメールにてお申し込みください。
【問合せ先】卒業遍路実行委員会(担当:大林 090-2386-1933 / info@aruki-henro.com)
【主 催】卒業遍路実行委員会
参加者全員に〈御利益いっぱいのパワーストーン念珠〉と
〈お遍路の様子を撮影した写真アルバム〉をプレゼント!
※万が一発生した事故については特約保険の範囲において対応いたします。
※スケジュールは変更する場合があります。
※卒業遍路は小豆島町生涯学習のまちづくり支援事業です。
卒業遍路締め切りました。
3月13日の日曜日をもって卒業遍路の参加者を締切ました。
<金剛杖は今年も手作りです>
どーしても、参加したいぜ!という卒業生がいたら、ギリギリセーフの可能性が大なので、急いでお申し込みを。
参加人数は、36名!(昨年は26名)
昨年は参加者がゼロだった土庄高校からも、エントリーをしてくれる子がいて、しかも豊島出身の子も来てくれることになり、本当に嬉しい限りです。
3月入った当初はまだ15人足らずだったので、直前の追い込みは凄まじいものがありました。
そして今回は大学生も手伝ってくれることになり、スタッフを含めると50名超の大所帯となります。
さらにマスコミも昨年に引き続き瀬戸内海放送(KSB)さんと新たに岡山放送(OHK)さんも取材に来てくれます。
テレビ以外では朝日新聞も同行されるとのことで、メディアの注目も高まってきました。
小豆島高校野球部がつくった良い風にこちらも乗っていきたいですね。
せっかくのお遍路なので、参加者一同の・・・
家内安全・交通安全・道中安全・身体健康・厄難消滅・開運招福・心願成就・良縁成就・学業成就・入試合格・資格習得・如意円満・先祖供養・・・
それに、東日本大震災の被災犠牲者の霊位供養・被災者の心身安穏・被災地の早期復興・・・
加えて、小豆島高校野球部の甲子園必勝も一緒に祈願してお遍路したいと思います。
コースは池田地区の明王寺をスタートして三都半島を逆打ちするコースです。
うるう年のお遍路ということで、逆打ちします!
素晴らしい遍路になることを確信して、みんなで楽しみたいと思います!!
<杖カバーも手作りしました>
卒業遍路の季節ですよ!
小豆島高校野球部が甲子園出場を決め、大いに盛り上がる小豆島ですが、まさに甲子園に出発する直前の3月16日!今年も卒業遍路を行います。
昨年は初開催にもかかわらず、中高合わせて26名もの卒業生が参加してくれて、素晴らしい遍路行ができました。
今年も基本的な内容は変わらず、一日たっぷり遍路行!という内容です。
ただ、歩いて終わりではなくて、なぜお遍路するのか?遍路とは何ぞや?何が得られるのか?そういう様々な疑問に体験を通して理解できる内容にしたいと思っています。
卒業生や島外でさまざまな経験を得た先輩たちの話を聞く機会なんかも設けたいですね。
また、島ならではの美味しくてボリューム満点なランチも用意していますよ!
3月の中旬は、進学先や仕事が決まり、自動車学校の予定や、引っ越し準備が重なる、忙しい時季だとは思いますが、卒業した後で、参加したいと思っても、できませーん!
この年齢の、この時季だけの貴重な機会ですので、卒業生のみなさん!奮って参加待ってるぜ!!
第二回 卒業遍路のご案内
春、卒業シーズンになると鈴の音を鳴らしながら、白装束のお遍路さんが近所のお寺をお参りしている光景を目にします。一体彼らは何者で何をしているのでしょうか?自分達には関係の無い存在。そう思ってしまえばそれまでなのですが、遠方から10時間以上かけて、或いは50年欠かさず、毎年小豆島を巡礼される人たちがいます。
卒業遍路はたった一日の行事ですが、本格的な遍路行をすることで、その理由の一旦に触れ、わたし達が生まれ育った場所を知り、自らの言葉で語れる機会にしたいと思っています。卒業という人生の大きなターニングポイントにおいて、この経験が今後の人生を有意義にしてくれるはず!そう信じて小豆島に根付いていく行事にしたいと想っています。
【日 程】2016年3月16日(水)8:30~17:00
【場 所】小豆島町西村・三都半島・池田港周辺
【対 象】2016年3月に卒業する島内中高生 定員50名
【参加費用】1人2,000円(昼食込・保険料込)
【集合場所】富丘八幡神社馬場 または 小豆島町立図書館前8:00
【解散場所】集合時と同じ場所に17:30
【申込締切】3月13日(日)※定員になり次第締め切ります。
【持ちもの】動きやすい服装と靴、タオル、水筒、雨合羽(雨天時)、
筆記用具、保険証(コピー可)
【貸出し物】白衣、金剛杖、輪袈裟、念珠、経本
【申込方法】学校の先生に申し込み書を提出するか、
お問合せ先の電話またはメールにてお申し込みください。
【問合せ先】卒業遍路実行委員会(担当:大林 090-2386-1933 / info@aruki-henro.com)
【主 催】卒業遍路実行委員会
【後 援】小豆島町教育委員会、土庄町教育委員会
参加者全員に〈御利益いっぱいのパワーストーン念珠〉と
〈お遍路の様子を撮影した写真アルバム〉をプレゼント!
※万が一発生した事故については特約保険の範囲において対応いたします。
※スケジュールは変更する場合があります。
※卒業遍路は小豆島町生涯学習のまちづくり支援事業です。
卒業遍路の試し歩き
今日は1年で一番寒さが厳しくなる「小寒」にあたり、これから20日の「大寒」にかけて「寒」の期間になります。
この時季に参拝することを寒参りと言いますが、1年で一番熱い時季である土用の時季と同様、ふだんのお参りよりも一層ご利益があるとされます。
それは、厳しい環境の中で、より集中してお参りすることができるからで、言うなればそれだけ良い行になるからだと思います。
確かに、余裕がない状態の方が、邪念が払われて、札所に着いただけで有り難い、感謝の気持ちを持って、お経の一音一音にも心がこもる、のは確かですからね。
さてさて、そういうわけで卒業シーズンの3月に予定している「卒業遍路2016」の試し歩きで、歩き寒遍路をやってきました。
歩いた遍路道は、ずばり三都半島一周。西村の阿弥陀寺から、池田の明王寺まで、段山の風穴庵経由でぐるり18kmの行程を歩きました。
去年から続く暖冬のせいで、寒過ぎないお遍路日和でしたので、気候的にはとても歩きやすかったのですが、距離が長かったので疲れました。
でも、何というか悪い疲れではなく、心地良い疲労感がある感じだったので、行程はそのままで、この素晴らしいコースを、今度は卒業する子供たちと一緒に歩きたいと思います。
参加者は、卒業遍路を当日手伝ってくれるスタッフがほとんどで、学校の先生も一人来てくれたのですが、みんな子供たちにいい思い出を作ってあげたい愛に溢れ、前向きにアイデアを出してくれて、とても嬉しかったです。
いい遍路行、もとい卒業の思い出になること間違いなし!と思いました。
最後の方で、疲れてハイテンションになっていたのか、池田の長勝寺で、仏名会の五体投地を100礼(立って土下座して、のスクワットのような礼拝を100回)しよう!卒業のいい思い出になる!!とか盛り上がったりしましたが、全部終わって冷静になって「止めとこっか」と判断できたのは、けっしてスタッフが体力の落ちたオッサン、オバハンなのではなく、子供たち想いの優しいお兄さん・お姉さんだったからだと思います(笑)。
第9回女子へんろのご案内
2015年12月13日(日)
7:30集合(旭屋旅館)7:50出発
第30番札所 正法寺 8:30遍路行出発
お待たせしました!第9回女子へんろのご案内です。
「女子へんろ」は、初めての遍路には最適です。
第34回 ふれあい徒歩大巡行のご案内
小豆島八十八ヶ所霊場を8つのコースに分けて、全8回で満願する歩き遍路行です。
開催は9月27日(日)。彼岸が過ぎて暑さが一段落した、歩き遍路に最適な時季の開催です♪
お友達、ご家族をお誘い合わせの上、ご参加ください。
もちろん、個人、あるいは遍路団体等グループでの参加も可能です。どのコースから初めてもかまいません。
参加を希望される方は、小豆島霊場会(電話:0879-62-0227)にお問い合わせ下さい。
【集合】
島内の参加者は、8:30までに各コース集合場所に各自で集合してください。
島外からの参加者は、土庄港上陸の方は、高速艇切符売り場を出て、旭屋旅館・大師の宿前より8:15発の各コース行き送迎バスに間に合うようお越し下さい。その他の港に到着の方は、霊場会にお問い合わせください。
【出発時間】
9:00
【終了時間】
16:00〜16:30ごろ(コースによって異なります)
【準備物】
念珠・納め札・経本・納経帳・お賽銭等
【参加費】
一人2,000円(昼食付。小学生以下無料)
※ 初参加の方は、納経帳をさしあげます。8回目で満願された方は記念品を贈呈します。
【コース】
★1コース(16,7km 12ヶ所)集合場所 西光寺
58西光寺→58奥・59・60・61・62・63・総本院・64・57・65→53本覚寺
★2コース(13,3km 17ヶ所)集合場所 等空庵
66等空庵→68・67・69・70・71・72奥・72・73・74・49・50・52・51・54・55→56行者堂
★3コース(16,5km 9ヶ所)集合場所 大聖寺
75大聖寺→76奥・77・76・藤原寺・78・79・80→81恵門の滝
★4コース(14,5km 9ヶ所)集合場所 吉田庵
82吉田庵→83・84・85・86・87・88・12→13栄光寺
★5コース(16,6km 12ヶ所)集合場所 常光寺(バスにて碁石山まで送迎)
2碁石山→1・3奥・3・4・5・6・7・8・9→11観音堂
★6コース(11.6km 10ヶ所)集合場所 草壁港バス停(バスにて清滝山まで送迎)
14清滝山→20・18・17・16・15・21・19・22→23本堂
★7コース(17,4km 11ヶ所)集合場所 安養寺
24安養寺→25・27・26・28・29・30・31・34・32→33長勝寺
★8コース(11,6km 14ヶ所)集合場所 保安寺
40保安寺→41・42・35・39・38・36・37・45・43・44・47・48→46多聞寺
第31回 大師を偲ぶ遍路行のご案内
小豆島八十八ヶ所霊場を、1回で全て回りきる『大師を偲ぶ遍路行』のご案内です。
この遍路行は 6泊7日で、小豆島八十八ケ所霊場の旧遍路道を含む全行程を徒歩巡拝をします。
7日間の全行程が叶わない方は、2日間、3日間と部分参加も可能です。
参加を希望される方は、遍路装束をご自身で用意して下さい。
携帯ダメ、パソコンダメの昔から伝わる小豆島へんろ様式を守ったお遍路行です。
詳しいお問合せは以下の通りです。
一、 期 日 平成27年4月16日(水)~22日(火)
一、 集 合 4月16日午後1時までに受付 土庄町西本町 小豆島霊場総本院
一、 費用等 詳細は76番札所 北宝山金剛寺さんまでお問い合わせ下さい
一 連 絡 金剛寺 〒761-4142 香川県小豆郡土庄町屋形崎
☎0879-65-2132
(小豆島おへんろ http://www.ohennro.com より)